京都の皮膚科・美容皮膚科〔ヴェリィ美容皮膚科クリニック〕

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皮膚科医由美のドクターブログ

2018.07.08/ホクロ

ホクロ の 治療 :たまに見かける青い ホクロ ?

時々、見た目が ホクロ に似た青黒いできもののご相談があります😀
乳幼少期から現れ、1cmより小さく青から黒っぽい色調で、少し硬くしこりの様に触れることもあります。

青色母斑(せいしょくぼはん)と呼ばれる母斑つまりホクロの一種です。

青色母斑は真皮という皮膚の中でも深い場所で色素細胞(メラノサイト)が増えて塊を作っています。

炭酸ガスレーザーで治療を行います。

色素細胞が深い場所に存在しているためレーザー治療も奥深くまで行う必要があります。レーザーのみで治療を行うと照射範囲が深いため治癒までの時間が長くかかります。

そこで、レーザー治療後に1針糸で縫い、治癒までの時間が短くなるよう工夫しています✨
注:直径1cmを越えるもの、色調が均一でないものなど、悪性が疑われる場合は切除し手術的に病理検査を行います。

2018.07.06/ホクロ

ホクロ の 治療 :睫毛の際の ホクロ

睫毛の際にある ホクロ の 治療 は眼球に近いため危険で取れないと思われる方が多いですが、眼を守る保護板を使用するため安全に レーザー治療 を行うことができます♪
また、 ホクロ の細胞よりも睫毛の毛根の方が深いため、 治療 後もちゃんと睫毛は生えてきます🤗

2018.07.06/ホクロ

ホクロ の 治療 :直径4ミリを超える大きな ホクロ

直径4ミリを超えるような ホクロ であっても ホクロ の細胞が浅い部位に限局していればきれいに治ります。しかし、深さのある ホクロ を全て根こそぎ取ると、凹みやケロイドのような皮膚表面の変形が生じてくることが多いです。
そのため、直径4ミリを超える ホクロ は目的に合わせて 治療 を工夫する必要があります。
注:悪性を疑う所見があれば レーザー治療 は行わず、手術的に一部もしくは全切除し病理検査をします。

○跡形をきれいに治す。
1回で全てを取らず2〜3回に分けて レーザー治療 を行います。
まず、皮膚表面の変形を起こしにくい深さまで炭酸ガスレーザーを照射蒸散します。次に、底に残った ホクロ の細胞に対して、Qスイッチアレキサンドライトレーザーという黒い色素を破壊するレーザーを照射します。2種類のレーザーを組み合わせることにより ホクロ の色素を効率よく減らすことができます。
それでも残った ホクロ の細胞は大きさや深さにより、初期照射から3ヶ月後に炭酸ガスレーザーもしくはQスイッチアレキサンドライトレーザーを使って追加治療を行います。

○大きい ホクロ を小さくして目立ちにくする。
4ミリより大きい ホクロ は目立ちますが、1〜2ミリになると目立ちにくくなります。
また、膨らみのある ホクロ は、膨らみをなくし平坦にすることで目立ちにくくなります。
そのため、 ホクロ を完全に取ることを目的とせず、大きさを小さくすること、色を薄くすること、膨らみをなくすことを目的とし、皮膚表面の変形が残りにくい範囲内まで炭酸ガスレーザーの照射を行います。

また、目元や口元のホクロ、胸元、首筋など、チャームポイントにされているホクロはあえて全部取らず小さく残す方もおられます。

○1回の治療でホクロをしっかり取りたい。
皮膚表面の変形が起こることを前提に ホクロ の細胞が残らない深さまで炭酸ガスレーザーを照射します。
 ホクロ の深さによってクレーター様の凹み、ケロイド様の盛り上がりが残ることがあります。

○凹みや盛り上がる傷跡より、線状の傷跡がよい方
レーザー治療 ではなく、切縫治療( ホクロ をメスを使って切除し、傷口を縫い合わせる)を行います。

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